R1C1 形式で範囲を指定する方法
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Excel VBA で範囲を指定する際に、行番号や列番号などを使用して指定する方法です。 R1C1 形式で範囲指定すれば、ループ処理などの際にループカウンターをそのまま行番号や列番号として使用できるので、コーディングに何かと便利です。
単一セルを選択する方法
単一セルを R1C1 形式で指定するには Cells プロパティを使用します。 Cells プロパティの 1 個目の引数には行番号を、 2 個目の引数には列番号を記述します。
VBA(実行可能なサンプルコード) | |
1 2 3 4 5 6 7 | Option Explicit Sub test() ' 次のコードは 2 行 4 列目( = D2 )セル選択します。 Cells(2, 4).Select End Sub |
セルからセルまでの範囲を選択する方法
あるセルからあるセルまでの範囲を R1C1 形式で指定するには、Range の 1 個目に左上のセルを Cells プロパティで指定し、 2 個目に右下のセルも Cells プロパティで指定します。
VBA(実行可能なサンプルコード) | |
1 2 3 4 5 6 7 | Option Explicit Sub test() ' 次のコードは A1:E5 の範囲を選択します。 Range(Cells(1, 1), Cells(5, 5)).Select End Sub |
列を選択する方法( 1 列)
列を R1C1形式で指定するには Columns プロパティを使用します。
VBA(実行可能なサンプルコード) | |
1 2 3 4 5 6 7 | Option Explicit Sub test() ' 次のコードは C 列を選択します。 Columns(3).Select End Sub |
列を選択する方法(複数列)
R1C1形式で複数列を指定するには 、 Range プロパティの引数に Columns プロパティを指定します。
VBA(実行可能なサンプルコード) | |
1 2 3 4 5 6 7 | Option Explicit Sub test() ' 次のコードは C ~ F 列を選択します。 Range(Columns(3), Columns(6)).Select End Sub |
行を選択する方法( 1 行)
行を R1C1形式で指定するには Rows プロパティを使用します。
VBA(実行可能なサンプルコード) | |
1 2 3 4 5 6 7 | Option Explicit Sub test() ' 次のコードは 5 行目を選択します。 Rows(5).Select End Sub |
行を選択する方法(複数行)
R1C1形式で複数行を指定するには 、 Range プロパティの引数に Rows プロパティを指定します。
VBA(実行可能なサンプルコード) | |
1 2 3 4 5 6 7 | Option Explicit Sub test() ' 次のコードは 5 ~ 10 行目を選択します。 Range(Rows(5), Rows(10)).Select End Sub |
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